Cloudn \ 技術ブログ tech blog

クラウド・エヌの活用方法についてご紹介していきます。
Cloudn Information

前の記事・次の記事

Object StorageをGUIクライアントから簡単に利用する

ブログ記事

初めまして。
Cloudnで主に運用/開発を担当しております寳野と申します。

今回は、Cloudn Object Storageサービス(以下、Object Storage)を、GUIから活用する方法についてご紹介します。
非常に簡単ですので、バリバリのエンジニアでない、という方にも簡単にObject Storageをファイルサーバのように利用いただければ良いなぁと思ってこの記事を執筆しました。

この記事で紹介するもの

以下の画面のように、Object StorageへGUIクライアントからファイルダウンロード、アップロード、ファイル管理などができるようになります!

利用イメージ

利用イメージ

ログインなども一度セットアップすれば必要ありませんし、簡単そうですよね?

 

この記事の対象とする方

この記事の対象は、以下の条件に当てはまる以上の方々です。

  • Object Storageを利用した経験がない方
  • Object Storageとは何かを知らない方
  • APIとかよくわからないけど、とりあえずファイルサーバが手っ取り早くほしいという方
  • 自分でファイルサーバを立てているが、バックアップや運用が面倒、という方
  • Windows/Macを利用している方

Object Storageとは?

初めてObject Storageを利用する方々へ、
簡単に、Object Storageについて前置きをさせてください。

Object Storageとは、ファイルをHTTP/HTTPSプロトコルを利用し、
アップロード/ダウンロード/操作が可能なストレージです。
誤解を恐れずに言えば、以下のようになります。
(ものすごく単純化をしていますので、詳細に正しくない部分はご容赦ください。)

  • HTTP(S)でつながる、ファイルサーバ

難しく聞こえるObject Storageではありますが、こう聞くと簡単ですよね。
Cloudn Object Storageの場合はすでに冗長化が3冗長で行われているので、
自分でファイルサーバなどを立てるよりも簡単で、運用の手間もかかりません。

今回行うことは、GUIのソフトを使ってここ Object Storageへ
ファイルをアップロード/ダウンロードしてみよう、という事になります。

 

Object Storageで利用できるソフトウェア

通常のファイルサーバであれば、NFSマウントやSamba共有、などなどを利用することかと思います。
Object Storageの場合はHTTP(S)を利用して通信を行いますので、専用のソフト、もしくはウェブブラウザが必要です。

GUIから操作を行う方法として例えば、以下のような物があります。

  • Object Storageコンソール (Windows/Mac)
  • Cyberduck (Windows/Mac)
    • オープンソースのGUIクライアントで、FTPなどにも対応しています
    • GNUライセンスでの配布となりますので、商用利用も可能です
  • S3 Browser (Windows)
    • シェアウェアのGUIクライアントです
    • フリー版に関しては、個人利用のみが認められ、商用利用は禁じられています
  • s3 Browser (Mac)
    • オープンソースのGUIクライアントで、上と似たような名前ではありますが別ソフトです
    • BSDライセンスでの配布となりますので、商用利用も可能なようです
  • DragonDisk (Windows/Mac/Linux)
    • フリーウェアのGUIクライアントですが、開発が現在Suspended(中断)されているようです
    • ライセンスによると、個人利用も商用利用も可能なようです

今回は、ライセンス的に最もゆるく、
現在も開発プロジェクトが運営されているCyberduckの設定について説明したいと思います。

 

実践

それでは、早速セットアップと使い方の説明に入ります。

環境セットアップ

まずはObject Storageの環境と、クライアントの準備です。

【準備1】ObjectStorageの利用開始、必要情報の準備

Object Storageを利用するにあたっては、Cloudnへログインし、Object Storageを「ご利用中」状態にする必要があります。詳細については操作マニュアル – Object Storageサービスを利用開始するを参照してください。

利用中のObject Storageアイコン

利用中のObject Storageアイコン

 

上記の状態にして、まずObject Storageコンソール(以下、コンソール)へ移動してみましょう。(アイコンをクリックするとコンソールが開きます。)

コンソール - トップ画面

コンソール – トップ画面

次に、ご利用にあたり必須となるバケットを作成します。

バケットというのは、簡単に言うとユーザ専用のフォルダのようなものです。名前は任意で構いませんが、Object Storageサービス全体で一意である必要があり、他のお客様も含めて既に使われている名前は作成できません。ます。

ここでは、”examplebucket”としたいと思います。(同じ名前で作成するとエラーが出るので注意が必要です。)

作成されたバケット

作成されたバケット

バケットが作成できたら、準備完了です。この段階でコンソールからのアップロード/ダウンロードが可能となっています。(この記事では扱いません。このまま利用する場合は操作マニュアルを参照して下さい。)

 

同時に、ツールの利用に必要な、APIアクセスキー・秘密鍵を取得しておきます。Cloudn Object Storage APIリファレンス  >>1.1. Cloudn APIについてを参考に、取得を行ってメモをしておいて下さい。

 

【本章のチェックポイント】

  • Object Storageの利用開始
  • バケットの作成
  • APIアクセスキーの取得
  • 秘密鍵の取得

全て完了していれば、次に進みます。

 

【準備2】Cyberduckのセットアップ

次に、Cyberduckをセットアップします。

https://cyberduck.io/ へアクセスし、利用OS対応ソフトのダウンロードを行います

今回の記事では、以下の環境で利用してみます。

  • Windows 7 Enterprise
  • Cyberduck 4.6

Cyberduckのバージョンにより、UIなどが変更される可能性がありますが、基本的な使い方は同じです。

まず、ダウンロードが完了したら、インストーラを起動し、ガイドに従いインストールを行います。

Cyberduckのインストール

Cyberduckのインストール

インストールが完了したら、Cyberduckを起動します。

Cyberduck 起動後画面

Cyberduck 起動後画面

言語を変更する場合は、 Edit > Preferrences > Language より、好きな言語を選択します。(以下の手順は日本語表示にて進めます。)

まずは画面左上、「新規接続」ボタンより、接続を追加します。

新規接続の追加

新規接続の追加

以下の情報をそれぞれ入力します。

  • 接続の種類(一番上のドロップダウンメニュー)
    • S3 (Amazon シンプルストレージサービス)
  • サーバ
    • str.cloudn-service.com
  • アクセスキーID
    • 先ほど確認したAPIアクセスキー
  • シークレットアクセスキー
    • 先ほど確認した秘密鍵

完了したら、「接続」を押下します。先ほど作成した、バケット名が表示されます。

接続後画面

接続後画面

これにて準備が完了です!

利用する

早速、ファイルを自由にアップロード/ダウンロード/フォルダ作成やフォルダごとアップロードなど、利用してみましょう!

【利用ケース1】Cyberduckを利用したアップロード

アップロードはドラッグ&ドロップで可能です。先ほど表示された、”examplebucket”へファイルをアップロードしてみましょう。

まずは、先ほど作成したバケットを選択します。

バケットの選択

バケットの選択

バケットの中にアクセスします。現在は、何もアップロードしていないので空です。

バケットの中身

バケットの中身

では、早速”test”という空のテキストファイルをアップロードしてみます。ドラッグ&ドロップで実施するだけです。

ファイルのアップロード

ファイルのアップロード

転送ステータスが「完了」になったら、アップロードが完了です!

アップロード完了

アップロード完了

このように、気軽にファイルをアップロードできます!

なお、Object Storageの仕様として、500MB以上のファイルはマルチパートアップロードが必要となるのですが、Cyberduckでは自動的にファイルサイズをみてアップロードしてくれるため、面倒な操作は必要有りません。上記と同様の操作でアップロードが可能です。

 

【利用ケース2】Cyberduckを利用したダウンロード

では、先ほどのファイルをダウンロードしてみましょう。

方法は簡単で、ダブルクリック、もしくはドラッグ&ドロップです。

ドラッグ&ドロップでのダウンロード

ドラッグ&ドロップでのダウンロード

転送ステータスが「完了」になれば完了です。

ステータス

ステータス

これも簡単ですよね。

 

【応用編】ディレクトリのシンク

すこし応用になりますが、ディレクトリをシンク(≒同期させる)ことも可能です。

例えば、以下のようなディレクトリがあったとします。これを先ほどのバケットと同期させてみましょう。

フォルダ"DirForSync"の中身

フォルダ”DirForSync”の中身

Cyberduckで同期をさせたい場所へ移動し、メニューより、「同期」を選択します。

「同期」の選択

「同期」の選択

同期を行うフォルダを選択します。(今回の場合、「DirForSync」というフォルダです。)

同期フォルダの選択

同期フォルダの選択

「OK」 を押すと、同期ファイルが確認されます。右部に上矢印が出ている場合はアップロード、下矢印が出ている場合はダウンロードを示します。下スクリーンショッ トの場合は全てアップロードになります。なお、注意マークがついているのはファイルサイズが0Bだからであり、今回は無視してOKとなります。同期する ファイルの内容をよく確認して、「OK」を押して下さい。

※場合によってはファイルが上書きされたりするので、注意が必要です

同期ファイルの確認画像

同期ファイルの確認

同期が完了したら、バケットの中身を確認しましょう。今回の場合はバケットに直接同期を行ったため、ファイルがそのままアップロードされる形となりました。 (test.txtは先にアップロードしたものですね。)Object Storage上でのフォルダを作成し、そこに同期をすることも可能です。

同期の完了

同期の完了

同期の詳細な動作については、コミュニティで提供されているhelpを参照してください。

 

このように、Object Storageを気軽に使えるので、ぜひぜひお試し下さい!冗長化を気にすることもなく、また、料金もお安いのでお気軽にご利用下さい!ファイルのバックアップ用途としても気軽に使えると思います。

 

ほかのクライアントなどに関しても、同様の方法で使えるものもあると思いますので、ぜひともご活用下さい。

※本記事の内容は、Cloudnの活用方法の一例を示したものであり、お客様の環境・構成において動作することをお約束するものではありません。 従いまして、本記事の内容によって生じたトラブルや損害についても、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
また、本記事の内容に関してのサポートは行っておりませんので、予めご了承ください。

ブログフッダ

投稿日:

前の記事・次の記事

サイドニュー

カテゴリー

最近の記事

バックナンバー