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Cloudnの性能を徹底検証!!(後編)

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こんにちは。Cloudnで開発を担当している今村です。

数あるクラウドサービスを利用するにあたり、皆様が気になる点のひとつが「性能」だと思います。NTTコミュニケーションズでは、CloudnとAmazon Web Servicesとの性能比較・検証を第三者評価機関であるTolly社に依頼しました。今回はその結果をお伝えいたします!

(※)本検証結果はあくまで参考値であり、性能を保証するものではありません。

 1. 前提条件

今回の性能検証は以下の環境構成のもとに実施いたしました。

780_spec_5

CloudnとAWSでは、CPUのコア数が同一のプランを選択し、それぞれのベンチマークを実施しています。

2. CPU性能(UnixBench)

UnixBenchは、Linuxのシステムを対象として主にCPUの性能を測定するツールです。クラウド環境ではハードウェアレイヤが仮想化されているため、事業者ごとにCPUの性能指標に独自の基準を置いていることが多く、性能比較が難しいという問題があります。そこで、クラウドの性能比較を行う際にひとつの指標としてよく用いられるのが、このUnixBenchです。
UnixBenchが出力する性能指標値は、メモリ128MBのシステム「SPARCstation 20-61」のスコアを10とし、基準としています。つまりシステムのパフォーマンススコアが100であれば、当時の「SPARCstation 20-61」の10倍の性能がある、という意味ですが、SPARCstationは1994年に発表された非常に古いシステムですので、直接の比較はあまり意味がありません。このような古いシステムとも一貫性の取れた性能指標値が提供できる、という点がUnixBenchの長所のひとつだと思います。

それでは、測定結果を見てみましょう!

780_spec_1

こちらが、CloudnとAWSの測定結果になります。Cloudnではスコアとして1,345を記録したのに対し、AWSでは612という結果になりました。AWSと比較するとCloudnは、およそ2.2倍のCPU性能を実現していることが分かります。

3. ディスク読取・書込性能(FIO)

ディスクの読取・書込性能を測定するにあたってはベンチマークツールFIOを利用しました。その結果がこちらです。

780_spec_2

ディスクの「読み取り」性能においては、Cloudnは1,147IOPSを記録しました。IOPSとは、Input/Output Operations Per Secondの略で、ディスクに対して1秒間に実行できた読み書き回数を表します。一方のAWSは256IOPSという結果になり、ディスクの読み取りにおいては、AWSとCloudnを比較するとおよそ4.5倍の性能差があることがわかりました。
次にディスクの「書き込み」性能を見ていきましょう。書き込み性能では、Cloudnは136IOPSを記録しました。一方でAWSでは148IOPSとなり、若干AWSの方が書き込み速度が速いことが分かります。

4. メモリ性能(RAMspeed)

メモリ性能の測定にはベンチマークツールとしてRAMspeedを利用しました。RAMspeedでは、整数のデータをあるメモリブロックから別のメモリブロックに移動する際のスループットを計測します。1秒間のメモリ転送速度の平均値がこちらになります。

780_spec_3

その結果、Cloudnは13,616MBytes/秒AWSでは10,296MBytes/秒の転送速度を記録しました。Cloudnの方がおよそ3割程度、メモリのスループット性能が良いことが分かります。

5. 最後に

ベンチマークに用いたツールは全て、一般に広く利用されているものですので、他のクラウド事業者でも性能値が公開されているものもあります。また、ご自身でお持ちの物理サーバーなどで同様のベンチマークを試すことで、Cloudnの仮想サーバーと比較することもできます。今回の検証結果が、皆様のクラウド事業者選定のお役に立てば幸いです。

今回ご紹介したTolly社による性能評価レポートは、以下よりダウンロードできます:
Tolly社-性能評価レポート

※本記事の内容は、Cloudnの活用方法の一例を示したものであり、お客様の環境・構成において動作することをお約束するものではありません。 従いまして、本記事の内容によって生じたトラブルや損害についても、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
また、本記事の内容に関してのサポートは行っておりませんので、予めご了承ください。

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