クラウドスペシャリスト・リレーインタビュー 第2弾「Cloud Foundry」

2016年11月9日by 千徳永

第2回テーマ:Cloud Foundry

NTTコミュニケーションズ株式会社
クラウドサービス部
クラウドスペシャリスト 千徳 永氏

オープンPaaSのデファクトスタンダード「Cloud Foundry」とは

アプリケーションを構築および稼働させるための土台となるプラットフォームをサービスとして提供するPaaS(Platform as a Service)。
その中でも、オープンソースのPaaSとしてデファクトスタンダードといえるのがCloud Foundryです。
推進母体となる「Cloud Foundry Foundation」には、米国の ヴイエムウェア、EMC、ヒューレットパッカード、IBM、Intel 、Pivotalや欧州のSAPがプラチナメンバーとして名を連ねており、NTT(日本電信電話株式会社)もゴールドメンバーとして参画しています。

そもそもDXとはどのような考えなのでしょうか。そして、ITを活用する企業は、何を念頭にDXと関わるべきなのでしょうか。

今回は、「Cloud Foundry」を利用するメリットや、先端事例について、NTTコミュニケーションズのクラウドスペシャリスト千徳 永(せんとく ひさし)氏に聞きました。

「Cloud Foundry」とは

――「Cloud Foundry」という名前を初めて耳にする人もいると思いますが、どのようなものでしょうか。

NTTコミュニケーションズ 千徳氏(以下、千徳):
「Cloud Foundry」は、現在のクラウドの主流となっているようなネットワーク、ハードウェアや仮想サーバーを提供するIaaSとは異なり、ミドルウェアやOS、そして冗長化機能をも含めたPaaSを構成するための基盤ソフトです。  PaaSには、ベンダーが独自に構築する「プロプライエタリPaaS」と、ソースコードが公開され誰でも利用できる「オープンPaaS」がありますが、「Cloud Foundry」はオープンPaaSの中で、デファクトスタンダードともいえるものになっています。

――「Cloud Foundry」がなぜ注目されているのでしょうか。

千徳:
Gartnerは企業のコアアプリの75%が2020年までに個別開発になると予測しています。既製のソフトウェアではビジネスを差別化できなくなるとして、各企業がソフトウェア開発に専念する必要があります。また、ビジネススピードを向上させるため、開発と運用を小さなサイクルで一体に回していくアジャイル開発とDevOpsが、システムの開発運用の方法論の主役になりつつあります。