小規模需要にも普及が進む「シーサーガード +BACKUP」

2016年5月10日by 井口和彦/Cloud Magazine編集部

天災地変をはじめとするさまざまな災害が生じた際に威力を発揮するデータ・バックアップサービスですが、全社データをバックアップする大規模需要に加えて、部門サーバーを上書きするなどうっかりミスの対策用としての小規模需要も増えていることが最近の特徴です。沖縄のデータセンターを核とするバックアップサービス「シーサーガード +BACKUP」で知られるドヴァに、バックアップサービスの現状をお聞きしました。

クラウドサーバーが急成長していますね。

井口氏:
そうですね。コストや利便性を考えると、サーバーをクラウド上に置くことは時代の流れとして当然のことだと思います。ただ注意すべきは、クラウドサーバーとは、内部にあったサーバーをクラウド上に置くということであり、いずれにしろデータを守るにはバックアップサービスが必要だと言うことです。
その点Cloudnでしたら月額450円から使えるので、安価な価格で沖縄への遠隔地バックアップも実現可能な組み合わせとしてお客様へ提案しています。

内部サーバーとクラウドサーバーを同期させればデータの安全につながりませんか。

井口氏:
同期させるということは、その時点のデータの複製が遠隔地に存在するということです。つまり、何らかの問題が発生しデータが消えてしまったり、間違った情報で上書きしてしまった場合に、同じ状態の複製ファイルができてしまいます。データ・バックアップサービスとは、どのような事態が生じても世代管理を行った以前のデータを迅速に復活できるということで、そこに唯一最大の価値があります。同期は所詮同期であり、バックアップではあり得ません。
その点Cloudnでしたらデータ転送料が無料なので随時行われるバックアップデータの転送にも費用がかからないので、クラウドサーバーから行う遠隔地バックアップとの相性がとのても良いのではないでしょうか。

以前のデータとはどの時点のデータを指すのでしょうか。

井口氏:
ユーザーが復活を必要とする時点のデータです。うっかり上書きしてしまった場合などその直前のデータが必要な場合や、大災害時に拠点が機能していた数日前のデータが必要な場合など、復活すべきデータの時点はさまざまです。このように必要に応じたさまざまな時点のデータを迅速に復活できることがバックアップサービスでは重要です。弊社のバックアップサービス「シーサーガード +BACKUP」においても、望みのバックアップポイントを自由に選択できることがご評価をいただいています。

では「シーサーガード +BACKUP」をご紹介下さい。

井口氏:
「簡単に安価に安全に」バックアップを行えることが最大の特徴です。最初に簡単な設定を行うだけで、以降はバックアップ・エージェントが自動的にバックアップを行いますので、ユーザーはバックアップを意識する必要はありません。15分ごとにデータの差分のみを自動バックアップするのですが、このバックアップ内容は階層別にそれぞれ保管していますので、いずれの時点のデータでも迅速に復活することができるのです。

階層別に保管するとデータ量は膨大になりませんか。

井口氏:
前回との差分データのみを保管するという手法に加えて、数日を過ぎたデータは6時間単位に集約するなど、現実的かつ効果的な保存方法を工夫しています。しかしユーザーがサービスを日々使う中でバックアップされたデータ量が増加していくのは当然です。弊社の「シーサーガード +BACKUP」では、差分のデータ量が増加しても実データ量が変わらなければ価格を変更致しませんので、安心してご利用いただけます。

サービス価格の目安を。

井口氏:
契約するデータ量によってさまざまですが、最も手軽なサービスとして、バックアップ対象容量1GB月額1,600円で提供しています。天災地変が生じた場合などバックアップの重要性が再認識されることが多いのですが、人為ミスを含めて、ITを日常で使う上でデータの安全確保は最も重要な課題です。まずは実験的に部門サーバーのバックアップから始めたところ、その数日後に生じたサーバー故障の際にも余裕で対処できた--など、最近は身近なところでの評価が高まっています。

データセンターは沖縄ですね。

井口氏:
日本の大都市圏から一定の距離が離れた立地で、かつ地震係数が日本で最も少ないということを考えると、やはり日本国内の沖縄がベストだと思います。弊社は沖縄にデータセンターを構えてから、沖縄県内の通信網整備に取り組んできました。そして2012年に弊社の子会社であるオキットが、沖縄全域をカバーする自立分散型通信網として沖縄インターネットエクスチェンジ「OIX」の運用を開始しました。これまで沖縄がデータセンターに最適な立地であることは知られていましたが、ベースとなる自立分散型通信網の整備は遅れていました。しかし今回「OIX」が完成したことによって、データセンターをはじめとするIT拠点としての沖縄が新たな進化を遂げています。環境が進化する中、データセンター、回線、バックアップエンジンのすべてを自前で持つ弊社への期待が更に高まっています。

株式会社ドヴァ http://www.dova.co.jp/
設立 1998年10月
本社 横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号 横浜ランドマークタワー17F
代表取締役 土橋 整
資本金 5,000万円
従業員数 30名
事業内容 ICT基盤の設計・構築、システム設計・開発、システム構築・運用・保守・教育。情報セキュリティのコンサルテーション、インターネットプロバイダ事業、電気通信事業者の提供する回線サービスの代理店・販売業(一般第二種電気通信事業 届出番号:A-12-3910)、レンタルサーバ事業、電気通信工事、ネットワークおよびサーバ・PC端末・通信端末及び周辺機器に関する機器販売、Webページ制作・Webサイト構築