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クラウド・エヌの活用方法についてご紹介していきます。
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Cloudn上にownCloudを構築する

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こんにちは。NTTコミュニケーションズの南條です。

今回はCloudnのComputeとObject Storageサービスを使ってファイル共有サーバであるownCloudを構築します。Object Storageを利用することでサーバのストレージ容量を気にすることなくファイルを保存できるようになります。

1. VMの作成

今回は1台のVMにownCloudをインストールします。下記のようなスペックでVMを作成しました。ディスク上にもファイルを保存できるように100GBのディスクをアタッチしました。

  • zone: jp-e1b
  • template: Ubuntu Server v14.04 64bit
  • offering: m1.medium
  • datadisk: 100GB
  • security groups: セキュリティグループは後で追加ができないので、必ず1件以上選択してください。本検証ではhttpでWebサイトにアクセスするため、Inboundの80を開けましたが、実運用ではhttpsを利用してください。

01_VMのスペック

2. ownCloudのインストール準備

今回はUbuntuサーバなので、ユーザ「ubuntu」でサーバにログインしてください。

ディスクのマウント

関連パッケージのインストール

途中下記のようにMariaDBの管理者パスワードを設定する画面が表示されます。ここで設定したパスワードは後ほど利用するので覚えておいてください。

02_MySQLルートパスワード

3. ownCloudのインストール

今回の検証ではownCloud 8.2.0をインストールしますが、最新版はownCloudのサイトからダウンロード可能です。

ownCloudのデプロイ

Apacheの設定

ownCloudの設定
Apacheの設定が終わったらブラウザを開き、http://[VMのIPアドレス]/owncloud/を開いてownCloudを設定していきます。

  • ユーザー名: 好きな管理者ユーザ名(例えばadmin)
  • パスワード: 好きな管理者パスワード
  • データフォルダー: /opt/owncloud
  • データベースのユーザー名: root
  • データベースのパスワード: MariaDBのインストール時に設定した管理者パスワード
  • データベース名: owncloud
  • データベースのホスト名: localhost

03_ownCloudの設定

設定を入力できましたら、「セットアップを完了します」をクリックします。下記のような「ようこそ」の画面が表示されましたらownCloudの利用が可能になります。

04_ownCloudのインストール完了画面

4. Object Storageの準備

ownCloudで管理するデータをObject Storage上に保管するため、Object Storageの設定を行います。Cloud(n)のポータルからObject Storageを選択し、コンソールに移動します。

コンソールログイン後、バケットの新規作成を行います。バケット名(ここではowncloud)を入力し、「バケットを作成」をクリックします。

05_バケットの作成

バケットの作成後、上部のタブにある「アカウント」をクリックし、右のアカウント情報管理から、セキュリティ証明書を選択します。
このページにあるアクセスキーIDと、「シークレットキーを見る」から確認できるシークレットキーの2つの情報を後で使うのでひかえておいてください。

06_ObjectStorageの認証キー

5. ownCloudでの外部ストレージの有効化

作成したObject Storageのバケットにファイルを保管するため、ownCloudで設定を行います。ownCloudにログイン後、左上の「ファイル」をクリックし、「アプリ」を選択します。

07_アプリの選択

左のメニューから「無効なアプリ」を選択し、「External storage support」の「有効化」をクリックして有効化してください。

08_アプリの有効化

有効化した「External storage support」を設定していきます。右上のユーザ名をクリックして、「管理」を選びます。

09_管理者

左のメニューの「外部ストレージ」を選び、下記のようにストレージ情報を入力します。

  • ファルダー名:好きなフォルダー名
  • 外部ストレージ:Amazon S3
  • アクセスキー:Object Storageのバケット作成時に確認したアクセスキーID
  • シークレットキー:Object Storageのバケット作成時に確認したシークレットキー
  • バケット名:作成したバケット名
  • ホスト名:str.cloudn-service.com
  • ポート:443
  • 「SSLを有効」にチェック

10_ownCloudの設定

フォルダー名の隣が緑色の丸になれば接続完了です。
ownCloudのロゴを押し、トップページに戻ると先ほど入力したフォルダー名のフォルダができていると思います。

11_ObjectStorage保存用フォルダ

そのフォルダをクリックしてファイルをアップすると、Object Storageに保存されます。

12_ファイルアップロード

13_オブジェクトストレージ

6. まとめ

今回はCloudn上にownCloudを構築する方法をご紹介しました。
Object Storageと組み合わせて構築することで、容量を気にすることなく保存できますので、一度お試しいただければと思います。実際にご利用になられる際は別途httpsの設定を行ってください。

※本記事の内容は、Cloudnの活用方法の一例を示したものであり、お客様の環境・構成において動作することをお約束するものではありません。 従いまして、本記事の内容によって生じたトラブルや損害についても、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
また、本記事の内容に関してのサポートは行っておりませんので、予めご了承ください。

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