Cloudn DNS 操作マニュアル

本マニュアルでは、 Cloudn DNSのご利用方法に関してご説明いたします。
右のサイドバーより検索がご利用いただけます

1. はじめに

1.1. サービスの概要

Cloudn DNSは、他の Cloudn サービスと連携したダイナミックDNSサービスです。
Cloudn LBA と組み合わせることで、可用性の高い大規模なWebサービスを提供することが可能です。

主な提供機能

DNS機能
コンテンツサーバ(権威DNSサーバ)としてご利用いただけます。
フルサービスリゾルバ(キャッシュサーバ)機能はご提供しておりません。
ゾーンをホストさせるだけで、自動的に3冗長されたDNSがご利用いただけます。
ダイナミックDNSサービス
  • ホストゾーンの作成・編集・削除、その中に含まれるリソースレコードの作成・編集・削除が可能です

  • エイリアスターゲット指定機能により、LBAで自動的に付与されたDNS名をホスト名+ドメイン名 (例: www.example.com)にマップ可能です

  • ワイルドカードエントリをサポートします

  • サポートするリソースレコードのタイプは下記のとおりです

    • A
    • AAAA
    • CNAME
    • MX
    • NS
    • TXT
    • SPF
    • PTR
    • SRV
    • SOA (編集不可)
Amazon Web Services Route 53 互換API
Amazon Web Services Route 53 (Route 53) API互換のAPIを提供します。
準拠するRoute 53 APIバージョンは2012-02-29になります。
API経由でゾーンやリソースレコードの作成、更新、削除が可能です。
|brandname| DNS 機能概要

Cloudn DNS 機能概要

1.2. 事前に準備いただくもの

Cloudn DNSをご利用頂くにあたっては、以下のものをご用意ください。

インターネットに接続するための機器

パソコンやモデム等、イントラネット/インターネットに接続する為に必要な機器をご用意ください。

インターネットに接続するためのサービス

インターネットへ接続するためのサービスをご用意ください。
例:OCNダイヤルアクセスサービス、OCN ADSL接続サービス、スーパーOCN等の常時接続サービスなど

※他社のインターネット接続サービスでもご利用いただけます。
※プロキシサーバーを利用されている場合は、「https(ポート番号443)」が開放されていることをご確認下さい。

コントロールパネルを閲覧するためのソフト(ブラウザソフト)

Firefox18.0.1 以降が推奨となります。 それ以外のブラウザは、一部、正常に表示されない場合がありますのでご注意ください。

ドメイン

本 Cloudn DNSサービスではドメインの登録機能を提供しておりません。 別途、ドメイン登録サービス (例: NTTコミュニケーションズ ドメイン登録サービス )などをご利用いただき、 ドメイン取得を事前に行って下さい。

1.3. DNSサービスを利用開始する

以下の手順でDNSサービスを利用開始します。

手順

Cloudn ポータルにログインし、リージョン共通サービスである「DNS」アイコンへのマウスオーバーにて表示される、「利用開始」をクリックします。

利用開始ボタンをクリックする

Cloudn ポータルでの利用開始

Cloudn DNSサービスが利用開始されます。

利用開始完了

Cloudn ポータルでの利用開始完了画面

注釈

本手順は、コントロールパネル経由でのDNSの操作・API経由でのDNSの操作にかかわらず、 アカウントごとに必要な手順となります。 「ご利用中」のステータス出ない場合、コントロールパネル・API共にご利用をいただけません。

注釈

本手順により課金は発生しません。 実際のご利用にて初めて課金が発生します。 詳しくは :cloudn-web:クラウド・エヌ 料金 <data/price.html> をご確認ください。 また、「ご利用中」ステータスになったものを「未利用」に戻すことは出来ません。

注釈

本 Cloudn DNSサービスではドメインの登録機能を提供しておりません。 別途、ドメイン登録サービス (例: NTTコミュニケーションズ ドメイン登録サービス )などをご利用いただき、 ドメイン取得を事前に行って下さい。

1.4. サービスの用語・提供機能一覧・技術仕様

Cloudn DNSの用語、提供機能一覧、および技術仕様について説明します。

Cloudn DNSで用いられる用語

ホストゾーン
DNSのゾーンであり、Cloudn DNSがドメインを管理する単位です。
Cloudn DNSでは、1ドメインが1ゾーンとなります。
ホストゾーンID
ホストゾーンを一意に表すIDです。
コメント

ホストゾーンに任意でつけられるコメントです。

レコードセット
名前とIPアドレス、もしくは名前と名前のセットをマップする情報です。
レコードセットをもとに、リソースレコードが生成されます。
より詳しい説明は、合わせて リソースレコード もお読み下さい。
リソースレコード
レコードセットから生成された、実際のDNSレコードを呼称します

注釈

レコードセットとリソースレコードの違いは以下のようなものになります

  • レコードセット

    • example.comというタイプがMXであるレコードセットがあるものとします
    • このレコードセットの値として、 “10 mail1.example.com”, “20 mail2.example.com”が設定されているものとします
  • リソースレコード

    • 上記のレコードセットより、以下の2つが生成されます
    • “example.com MX 10 mail1.example.com”
    • “example.com MX 20 mail2.example.com”

つまり、レコードセットはこの2つのリソースレコードの集合体となります。

ドメイン
DNSの一般的なドメインです。
例: “example.com”
エイリアスレコード
Cloudn DNS固有の仮想的なレコードで、
Cloudn DNS内に登録されたレコードのレコードセット、もしくはLBAのFQDNをレコードとしてマッピングすることが可能です。
CNAMEとは異なり、名前解決の際には通常のAレコードのように見えます。
結果、CNAMEで返される場合よりも名前解決の回数が減ることとなり、クライアントからの名前解決のパフォーマンスが良いこととなります。

下記に例を示します。

  • “www.example.com” のCNAMEとして、LBAのFQDNである “lba-pre.cloudn-service.com” を登録した場合

    • リゾルバからの名前解決は、”www.example.com” を一度解決し、結果として “lba-pre.cloudn-service.com” が返されます
    • その上で更に、”lba-pre.cloudn-service.com” を名前解決し、LBAのIPアドレスが返ります
    • つまり、この “www.examle.com” レコードのIPアドレスを取得するためには、2回の名前解決をリゾルバがする必要があります。
  • “www.example.com” のエイリアスターゲットとしてLBAのFQDNである、 “lba-pre.cloudn-service.com” を登録した場合

    • “www.example.com” の名前解決結果にはLBAのFQDNは返されず、LBAのIPアドレスが直接返されることとなります
    • つまり、リゾルバは1度のみの名前解決でIPアドレスを取得することが可能です

参考

エイリアスターゲットはLBAのスケールイン・スケールアウトに合わせ、 自動的にエイリアスAレコードを追加/削除します。 お客様で実施いただく必要はございません。

エイリアスターゲット指定機能

エイリアスレコードを作成する機能です。 LBAの全てのリージョン、全てのタイプに対応しております。

詳細については以下を参照して下さい。

Aレコード
名前からIPアドレスを解決するレコードです。
例えばブラウザに入力するURLのホスト名部分をAレコードとして登録します。
NSレコード
ゾーン情報を管理するネームサーバー (DNSサーバー) 名を定義するレコードです。
Cloudn DNSでは、ホストゾーンを作成すると自動的に生成・登録されます。
SOAレコード
権威を持つゾーンの開始を示すレコードです。
Cloudn DNSでは、ホストゾーンを作成すると自動的に生成・登録されます。
Cloudn Compute IPの逆引き設定
Cloudn Compute FLATタイプでご利用中の仮想サーバーに対し、IPアドレスの逆引きを任意に設定可能です。
デフォルト状態では 192-0-2-4.compute.jp-e1.cloudn-service.com. のような逆引きレコードが与えられていますが、これを変更することが可能です。

参考

詳しくは下記を参照してください。

また、一部機能利用のための制限がございます。下記を参照してください。

提供機能一覧

Cloudn DNSで提供する機能は以下のとおりです。

カテゴリ 機能 GUI API
ホストゾーン管理 登録 Yes Yes
削除 Yes Yes
レコードセット管理 一覧表示 Yes Yes
登録 Yes Yes
修正 Yes Yes
削除 Yes Yes
Cloudn ComputeのIP逆引き設定 設定追加・削除 Yes Yes

仕様

料金
技術仕様・制限
  • 1アカウントにつきホスティング可能なゾーン数の上限は100となります

  • リソースレコードとは、DNSへ登録するホスト情報となります

  • ゾーンがホストされるDNSは自動的に3冗長となります

    • お客様自身でMaster/Slave構成について検討する必要はございません
    • 新規登録するゾーンは3データセンタで冗長化されます。
  • 1ゾーンにつき、リソースレコード数の上限は10,000となります

  • クエリ数に対する課金はありません

  • ワイルドカードAレコード (“*.example.com”) をサポートしています

  • サポートするリソースレコードのタイプは下記のとおりです

    • A
    • AAAA
    • CNAME
    • MX
    • NS
    • TXT
    • SPF
    • PTR
    • SRV
    • SOA (編集不可)
  • TTL

    • 秒単位での指定、もしくは下記プリセット

      • 1 min
      • 5 min
      • 1 hour
      • 1 day
  • エイリアスAレコードにおけるデフォルトTTLは60秒です

  • ゾーン転送には対応しておりません

  • Cloudn Compute IPの逆引き設定

    • ご利用にあたり、対象ホストゾーンの作成が必要となります

    • お客様アカウントでご利用中 (停止中も含む) の仮想サーバーのIPアドレスのみ設定可能です

      • 異なるアカウントでご利用中の仮想サーバーに対し、逆引き設定をご利用いただくことはできません
      • サブアカウントに関しても異なるアカウントと同様の扱いとなります
      • ホストゾーンを利用しているアカウントと、逆引きを設定する仮想サーバーを保持しているアカウントが同一である必要があります
    • 逆引き結果のレコード名に対し、必ず正引き (Aレコード) 設定で上記のIPアドレスを設定してください

    • Computeで仮想サーバーを追加した直後の最大30分間は逆引き設定ができない時間があります

    • 逆引き設定後に仮想サーバーを削除した場合、削除された仮想サーバーのIPアドレスの逆引き設定は自動的にデフォルト設定に戻ります

    • 対応しているサービスは Compute FLATタイプ (東日本FLAT・西日本FLAT) のみとなります。米国FLATには対応しておりません。

AWS互換機能についての制限
  • APIバージョン: “2012-02-29”

  • 対応署名バージョン: Signature Version 2

    • Signature Version 4による署名には対応していません
  • 加重ラウンドロビン (WRR) には対応しておりません

  • レイテンシーベースルーティング (Latency Based Routing) には対応していません

  • ドメイン登録には対応しておりません

2. DNS コンソールを利用する

Cloudn DNSコンソールについて説明します

2.1. DNSコンソールを起動する

Cloudn DNSを管理するコンソールを起動します。

手順

Cloudn ポータルにログインし、利用開始した「DNS」アイコンへのマウスオーバーにて表示される、 「コンソールへ」をクリックします。

|brandname| DNS 機能概要

Cloudn ポータルの画面

新しいウィンドウでDNSコンソールが起動します。ホストゾーン一覧とそのうちの1ホストゾーンのレコードセットが表示されます。

|brandname| DNS 機能概要

Cloudn DNSコンソール画面

作成済みのホストゾーン数が20以上の場合は、以下のようなDNSコンソールが起動します。ホストゾーン一覧のみが表示されます。

|brandname| DNS 機能概要

Cloudn DNSコンソール画面(ホストゾーン数20以上の場合)

3. ホストゾーン、レコードセットを管理する

ホストゾーン、レコードセットを管理する方法について説明します。

3.1. ホストゾーンを作成する

ホストゾーンを作成し、ドメインを Cloudn DNSで管理できるようにします。

注釈

ホストゾーンを作成すると、自動的にNSレコード/SOAレコードが作成されます。

手順

DNSコンソール上部の「ホストゾーン作成」ボタンをクリックします。(①)
ホストゾーン作成画面

ホストゾーンの作成

続いて表示されるホストゾーンの作成画面で
Domain Name欄にドメイン名(ここでは “example.com” )を記入 (②)し、
必要に応じてコメントを入力 (③)します。
下部の「作成」ボタンをクリック(④)します。
ホストゾーン作成画面

ホストゾーンの作成(ホストゾーン名入力)

ドメイン名 “example.com” というホストゾーンが作成されます。

作成されたホストゾーン

作成されたホストゾーン

3.2. ホストゾーンを削除する

ホストゾーンを削除します。

手順

対象のホストゾーンにマウスオーバーすると、ゴミ箱のアイコンが表示されます。
ゴミ箱のアイコンをクリックします。
ホストゾーンの選択

ホストゾーンの選択

画面上部の「選択を削除」をクリックします。
表示される確認ダイアログで、「対象のゾーンを削除」をクリックします。
ホストゾーンの削除

ホストゾーンの削除

ホストゾーンが削除されました。

削除の最終確認

削除された画面

3.3. レコードセットを作成する

作成したホストゾーンに対し、レコードセットを追加します。

手順

対象のホストゾーンにマウスオーバーすると、レコードセット表示のアイコンが表示されます。
レコードセット表示のアイコンをクリックします。
|brandname| DNS 機能概要

対象ホストゾーンの選択

「レコードセット作成」をクリックします。

|brandname| DNS 機能概要

レコードセット作成をクリック

画面右側にレコードセットの新規作成画面が表示されます。
各項目に値を入力し、最後に「作成」をクリックします。
レコードセットの新規作成画面には、スクロールバーが表示されます。
|brandname| DNS 機能概要

レコードセット作成

入力値一覧
項目 入力値
Name リソースレコードに登録するドメインネームをFQDNで記述する。
Type
リソースレコードのタイプを以下の7つから選択可能します。
- “A – IPv4 address”
- “CNAME – Canonical name”
- “MX – Mail exchange”
- “AAAA – IPv6 address”
- “TXT – Text”
- “SRV – Service locator”
- “SPF – Sender Policy Framework”
- “PTR - Pointer”
- “NS - Name server”
Alias
LBAに対するエイリアスターゲットを指定する場合に”Yes”とします。
詳細は エイリアスレコード , もしくは LBA連携時のチュートリアル を参照してください
Alias Target
プルダウンより候補値を選択。DNSのレコードセット、もしくはLBAのFQDNを選択可能。
(Aliasで “Yes” を選択の場合)
TTL (Seconds)
自由入力可能。
または、1m(1分), 5m(5分), 1h(1時間), 1d(1日)を選択可。
Value
指定したTypeに対応した値を入力。
- (例): Typeで “A - IPv4 address” を選択した場合、 “192.0.2.235” を入力。

注釈

エイリアスターゲットをDNSコンソールから指定できる対象は以下の通りです (2016年1月21日現在)

  • LBA (全リージョン | 全タイプ)
  • Cloudn DNSでホストされたリソースレコード

以下に関しては、APIから指定しエイリアスレコードを作成可能です。

  • LBA (全リージョン | 全タイプ)
  • DNSレコードそのもの

3.4. レコードセットを編集する

作成したレコードセットを編集します。

注釈

  • SOAレコードを編集することは出来ません。
  • ホストゾーンを作成すると自動的に作成されるNSレコード(valueがns-xx.dns.〜.cloudn-service.com.であるNSレコード)は 変更しないで下さい。
  • エイリアスレコードを編集することはできません。 お手数ですが、エイリアスレコードを変更する場合は、一旦、変更元のエイリアスレコードを 削除した後で、エイリアスレコードを新たに作成して下さい。

手順

レコードセットの編集には、1つのレコードセットを編集する方法と
レコードセットのTTLなどの個別の項目を編集する方法があります。
最初に、1つのレコードセットを編集する方法について説明します。

対象のレコードセットの「編集」をクリックします。

レコードセットの選択

レコードセットの選択

画面右側にレコードセットの編集画面が表示されるので、既存の設定値を編集します。
編集終了後に「更新」をクリックすると、編集結果が実行されます。
|brandname| DNS 機能概要

レコードセット情報の編集

次に、個別の項目を編集する方法について説明します。

対象のレコードセットの編集項目の「編集」アイコンをクリックします。

レコードセット編集項目の選択

レコードセット編集項目の選択

クリックした項目が編集可能となるので、既存の設定値を編集します。
編集終了後に編集した項目の「編集」アイコンをクリックすると、
編集結果が保存されます。変更の実行はまだされません。
|brandname| DNS 機能概要

レコードセット項目の編集

編集結果が保存され、赤色の文字で表示されます。
続けて、他の項目を同様に編集することができます。
編集終了後に、「編集保存」をクリックすると、編集結果の実行が行われます。
|brandname| DNS 機能概要

レコードセット項目の編集結果の実行

3.5. レコードセットを削除する

作成したレコードセットを削除します。

注釈

  • エイリアスレコードと他のTXTレコードなど他のタイプのリソースレコードを同時にチェックして削除することはできません。 エイリアスレコードを削除する場合は、エイリアスレコードのみをチェックして下さい。
  • お手数ですが、エイリアスレコードは1レコードずつ削除して下さい。
  • エイリアスレコード以外の他のタイプのリソースレコードは同時にチェックして削除できます。
  • ホストゾーンを作成すると自動的に作成されるNSレコード(valueがns-xx.dns.〜.cloudn-service.com.であるNSレコード)は 削除しないで下さい。

手順

対象のレコードセットの削除チェックボックスをチェックします。
チェック後に、「選択レコードを削除」をクリックします。
レコードセットの選択

レコードセットの選択

確認ダイアログの「対象のレコードセットを削除」をクリックします。

|brandname| DNS 機能概要

レコードセット削除

対象のレコードセットが削除されました。

|brandname| DNS 機能概要

レコードセットの確認

3.6. ホストゾーンコメントを変更する

ホストゾーン作成時に設定したホストゾーンのコメントを変更することができます。

手順

画面上部のホストゾーンコメント表示・入力欄のコメントを編集します。
編集後に、その右側にある「編集保存」をクリックします。
ホストゾーンコメントの編集

ホストゾーンコメントの編集

コメントが変更されました。

変更されたホストゾーンコメント

変更されたホストゾーンコメント

3.7. ホストゾーンとレコードセットを検索する

ホストゾーンやレコードセットが多くある場合に、ホストゾーン名やレコードセット名で
表示する対象を検索することができます。

手順

ホストゾーンの検索について説明します。
画面上部の検索文字列入力欄に空白を含まないホストゾーン名を検索する文字列を入力します。
文字列入力後に、右側の「検索」をクリックします。
ホストゾーンの検索

ホストゾーンの検索

ホストゾーン名に検索文字列を含むホストゾーンが表示されました。

検索されたホストゾーン

検索されたホストゾーン

レコードセットの検索について説明します。
レコードセットのリスト上部の検索文字列入力欄に空白を含まないレコードセット名を検索する文字列を入力します。
文字列入力後に、右側の「検索」をクリックします。
レコードセットの検索

レコードセットの検索

レコードセット名に検索文字列を含むレコードセットが表示されました。

検索されたレコードセット

検索されたレコードセット

4. [付録] チュートリアル

4.1. ドメイン登録後のチュートリアル

この章では、ドメイン登録後に、 Cloudn DNSをご利用いただいて
DNSレコードを登録するまでの手順についてご説明いたします。

ここでは、例として “cloudn-example.com” を取得し、DNSをご利用いただくまでの流れを示します。

ドメインを取得する

ドメイン登録事業者を利用し、ドメインを取得します。
Cloudn DNSでは、ドメイン登録サービスは提供しておりません。
ドメイン登録サービスの一例として、下記をご紹介いたします。

注釈

Cloudn DNSでは、ご利用いただけるドメイン登録事業者に制限はございません。

どこでドメインをご購入されても、ネームサーバ情報が変更可能な事業者であれば、 Cloudn DNSをご利用いただくことが可能です。

ホストゾーンを作成する

Cloudn DNSにおいて、取得した、 “cloudn-example.com” のホストゾーンを作成します。
詳しい手順は、 ホストゾーンを作成する を御覧ください。

レコードセットのNSレコードを確認する

ホストゾーンを作成すると、自動的にNSレコードが登録されます。
アサインされたNSレコードをを確認し、次の手順 ( ドメインのネームサーバ情報を登録する ) にて使用します。

対象のホストゾーンにマウスオーバーし、レコードセット表示アイコンをクリックします。

|brandname| 対象のホストゾーン選択

対象ホストゾーンの選択

Typeが「NS」となっているレコードセットのValue列の設定値を確認します。

NSレコード

NSレコードの確認

この場合、以下のネームサーバがドメイン登録事業者へ登録するネームサーバ名となります。
ns-actest01.dns.clndns.net.
ns-actest02.dns.clndns.net.

この値を控えて、次手順へ進みます。

注釈

なお、以降では、確認したネームサーバが以下の3サーバであるとして説明いたします。

ns-17.dns.jp-e1.cloudn-service.com.

ns-18.dns.jp-e1.cloudn-service.com.

ns-19.dns.jp-e1.cloudn-service.com.

ドメインのネームサーバ情報を登録する

ドメインのネームサーバ情報を、ドメインを取得いただいた事業者の提供するコントロールパネル/申し込み窓口などで変更します。
ドメイン登録事業者の「ネームサーバ情報」を、先の手順” レコードセットのNSレコードを確認する “で確認した値へ変更してください。

注釈

この手順はドメイン登録事業者により異なります。 詳細はドメイン登録事業者のマニュアルやFAQ,お問い合わせなどをご利用してください。

参考

他のDNSサーバをすでにご利用の場合、旧DNSサーバで登録されているNSレコードのキャッシュ残存を防ぐため、 Cloudn DNSへの移行前に、旧DNSサーバのNSレコードのTTLを可能であれば短くすることを推奨します。

ネームサーバ情報が変更されたことを確認する

ネームサーバ情報が変更されたことを確認します。
クライアントにて、例として以下のコマンドで確認が実施可能です。
例として、 “example.com” ドメインを利用した場合の確認を下記に示します。
Linux/MacOSなど

端末 (Terminal) より以下のコマンドを実行

dig +trace example.com
このコマンドにより、
以下のようなレスポンスが帰ってくれば成功です。
; <<>> DiG *.*.*.* <<>> +trace example.com
;; global options: +cmd
.           474422  IN  NS  m.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  a.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  b.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  c.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  d.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  e.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  f.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  g.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  h.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  i.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  j.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  k.root-servers.net.
.           474422  IN  NS  l.root-servers.net.
;; Received 496 bytes from 192.168.11.1#53(192.168.11.1) in 13 ms

com.            172800  IN  NS  b.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  d.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  l.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  c.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  h.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  a.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  m.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  f.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  e.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  i.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  k.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  g.gtld-servers.net.
com.            172800  IN  NS  j.gtld-servers.net.
;; Received 485 bytes from 192.112.36.4#53(192.112.36.4) in 126 ms

exmaple.com.    172800  IN  NS  ns-17.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
exmaple.com.    172800  IN  NS  ns-18.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
exmaple.com.    172800  IN  NS  ns-19.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
;; Received 75 bytes from 192.5.6.30#53(192.5.6.30) in 211 ms

レスポンスの意味は以下の通りです。

  • .(ルート)より順番に名前解決を実施し、それが対象ドメインにいくまでどのようなDNSが利用されるかを表示します
  • 上記の場合では、ルートDNS、GTLDのDNS、 Cloudn DNSの順に名前解決されたことを示します。
Windows系OSの場合

コマンドプロンプト、もしくはPowerShellのターミナルより以下のコマンドを実行

C:\>ipconfig /flushdns
C:\>nslookup -type=ns example.com

下記のレスポンスのように、 “nameserver = ns-17.dns.jp-e1.cloudn-service.com.” と、 Cloudn DNSのNSレコードが含まれていれば成功です。

Server:  UnKnown
Address:  172.16.14.2

Non-authoritative answer:
example.com nameserver = ns-17.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
example.com nameserver = ns-18.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
example.com nameserver = ns-19.dns.jp-e1.cloudn-service.com.

4.2. LBA連携時のチュートリアル

この章では、 Cloudn DNSのエイリアスレコード機能を利用して
Cloudn LBAとの連携を実施するための登録を行うための設定についてご説明いたします。

参考

DNSのエイリアスAレコード機能に関しては、以下を御覧ください。

LBAの情報を確認する

事前にLBAを作成しておきます。 LBAをDNSと連携させて利用いただくための必要な情報は以下の通りです。

  • LBAのFQDN

    • DNSコンソールでも表示されますので、お持ちのLBAのうち、どれが対象のLBAかが判別可能であれば問題ありません。

レコードセットを作成する

レコードセットを作成する ” を参考に、
対象ホストゾーンでレコードセットの新規作成画面を開き、以下の情報を入力します。
  • 名前(Name):
  • タイプ(Type): Aレコード
  • エイリアス(Alias): Yes
  • エイリアスターゲット: プルダウンより対象のLBAを選択する
エイリアスAレコードの登録

エイリアスAレコードの登録

作成を押すと完了します。

参考

エイリアスAレコードのTTLは60秒となります。 変更することは出来ません。

4.3. お客様管理IP 逆引き設定方法のチュートリアル

この章では、 Cloudn Compute以外のお客様が管理されておられるIPアドレスなどに対し、IPアドレス逆引き設定をする方法についてご説明いたします。

Cloudn Computeに関しての逆引き設定に関しては、設定方法や前提条件が異なります。
下記を参照して下さい。

警告

本項目は、サポート対象外(DNSの一般的な設定に係る事項など)の部分の記述を多く含みます。 必ずお客様ご自身で編集前設定のバックアップや設定項目の理解をされた上でのご実施をお願い致します。

また、IPアドレス逆引きのための権限移譲については、 お客様がご利用のIPアドレス提供事業者により申請方法や設定方法が異なります。 提供事業者様へ直接お問い合わせ下さい。

前提条件

以下の例にて本チュートリアル内部は設定を説明します。

  • 逆引きさせたいIPアドレス

    • 198.51.100.200
  • 逆引きさせたいホスト名

    • example.com.

[手順1]. ホストゾーンの追加

逆引きに必要なホストゾーンを登録します。

まず前提として RFC 1035 で定義されるように、PTRレコードにはownerを記載する必要があります。

このownerの記載で利用されるのが、 RFC 2317 で定められた”in-addr.arpa.”というドメインです。

これはIPv4用のDNS逆引き用ドメインであり、 “198.51.100.200”というIPアドレスを逆引きするために、 “200.100.51.198.in-addr.arpa.”が解決されます。

つまり、”200.100.51.198.in-addr.arpa.”というPTRレ コードを解決した結果が、 “example.com.”になっていれ ば逆引きが可能な状態であると言えます。 まずは、このレコードを登録できるように、”100.51.198.in-addr.arpa.” という ホストゾーンをCloudn DNSに登録します。

この際に払い出されたNSレコードをメモしておきます。 今回の例では、以下のNSレコードと仮定します。

  • ns-01.dns.jp-e1.cloudn-service.com
  • ns-02.dns.jp-e1.cloudn-service.com
  • ns-03.dns.jp-e1.cloudn-service.com

[手順2]. レコードセットの追加

次に、”200.100.51.198.in-addr.arpa.” というレコードセットを先ほど作成した “100.51.198.in-addr.arpa.” ホストゾーンの下に作製します。

今回の例では、以下の内容となります。

  • Name: 200

  • Type: PTR-Pointer

  • Value: example.com.

    • example.comの後の”.”(ドット)も入力が必要です
    • ルートからの絶対ドメイン名で記載する必要があります

注釈

詳細は下記を参照してください。

[手順3]. 確認

Cloudn DNS上で正しく登録出来ているか確認をします。 以下のコマンドで、Cloudn DNS上のレコード を確認します。

$ dig @ns-01.dns.jp-e1.cloudn-service.com -x 198.51.100.200

以下のような応答が返ってくれば、Cloudn DNSとしての登録は完了です。

; <<>> DiG 9.8.3-P1 <<>> @ns-17.dns.jp-e1.cloudn-service.com -x 111.68.200.113
; (1 server found)
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 50838
;; flags: qr aa rd; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 3, ADDITIONAL: 0
;; WARNING: recursion requested but not available

;; QUESTION SECTION:
;200.100.51.198.in-addr.arpa. IN PTR

;; ANSWER SECTION:
200.100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN PTR example.com

;; AUTHORITY SECTION:
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS ns-01.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS ns-02.dns.jp-e1.cloudn-service.com.
100.51.198.in-addr.arpa. 60 IN NS ns-03.dns.jp-e1.cloudn-service.com.

;; Query time: 70 msec
;; SERVER: 153.128.36.49#53(153.128.36.49)
;; WHEN: Mon Mar 16 13:48:48 2015
;; MSG SIZE rcvd: 156

次に、以下 のコマンドで逆引きの設定が正常に完了していることを確認します。

$ dig -x 198.51.100.200

以上で設定は完了です。

注釈

期待された応答が返されない場合には、以下を確認します。

  • おなじIPアドレスでdigをしたキャッシュが残っていないか

  • IPアドレスを購入・利用している事業者において逆引きDNSの設定が完了しているか

4.4. Compute IPアドレスの逆引き設定方法のチュートリアル

この章では、 Cloudn Compute IPの逆引き設定 を利用して
Cloudn Compute で追加された仮想サーバーのIPアドレス逆引き設定についてご説明いたします。

想定シナリオ

ここでは、以下の想定でComputeの逆引き設定を行います。

  • Compute仮想サーバーのIPアドレス

    • 192.0.2.5
  • Compute仮想サーバーのデフォルトIPアドレス逆引きレコード

    • 192-0-2-5.compute.jp-e1.cloudn-service.com.
  • Compute仮想サーバーに設定したいホスト名

    • reverselookup.example.com.

ホストゾーンを作成する

Computeの仮想サーバーに設定したいホスト名の ホストゾーン を作成します。
本手順はすでに該当ホストゾーンを作成済みの場合、スキップ可能です。

ホストゾーンを作成する を参考に、以下の値でホストゾーンを作成します。

  • Domain Name: ドメイン名

    • このシナリオでは “example.com” を入力しホストゾーンを作成します

Aレコードのレコードセットを作成する

Computeの仮想サーバーに対し、Aレコードを登録します。

本手順はすでにAレコードを作成済みの場合、もしくは他のDNSサービスにおいて
Aレコードが正常に解決できる場合にはスキップ可能です。

注釈

逆引きの設定にあたり、仮想サーバーに設定されたホスト名の名前解決の行える Aレコードの登録が必須となります。

例えば、本シナリオのように 192.0.2.5reverselookup.example.com. を設定したい場合には、 reverselookup.example.com. を名前解決した際に 192.0.2.5 のAレコードとして返される状態であることが必須となります。

本Aレコードは Cloudn DNSに登録されることは必須ではありませんが、以下の手順では Cloudn DNSを利用した場合の手順を示します。

以下、 Cloudn DNSのAレコード作成機能を利用した場合の手順を示します。

ホストゾーンを作成する を参考に、以下の値でAレコードを登録します。
  • 名前(Name): レコード名

    • このシナリオでは”reverselookup.example.com.”を入力
  • タイプ(Type): Aレコード

    • まずはAレコードを登録する必要があるため、”Aレコード”を選択します
  • 値(Value): 仮想サーバーのIPアドレス

    • このシナリオでは “192.0.2.5” を入力します
上記が正常に登録されていることを確認します。
下記は”dig”コマンドを利用し、”reverselookup.example.com” のAレコード登録を確認した場合のコマンドです。
$ dig reverselookup.example.com a

;; QUESTION SECTION:
;reverselookup.example.com.     IN  A

;; ANSWER SECTION:
reverselookup.example.com.    168 IN  A 192.0.2.5

注釈

上記で期待したIPアドレスが返されない場合、もしくはレコードの応答がない場合、 以下を確認します。

逆引きレコードセットを作成する

対象ホストゾーンでレコードセット作成画面を開き、以下の情報を入力します。
  • 名前(Name): 逆引き結果のレコード名

    • このシナリオでは “reverselookup.example.com.” を入力します
  • タイプ(Type): PTRレコード

    • 逆引きレコードを設定するためPTRレコードを選択します
  • 値(Value): 仮想サーバーのIPアドレス

    • このシナリオでは “192.0.2.5” を入力します
値にComputeでご利用中の仮想サーバーのIPアドレスを設定する事で、仮想サーバーのIPアドレスの逆引きが設定されます。
仮想サーバーIPアドレスの逆引きレコードの追加

仮想サーバーIPアドレスの逆引きレコードの追加

作成を押すと完了します。
追加の完了

追加の完了

しばらくしてから以下のコマンドで逆引きが正常に返されることを確認します。

$ dig reverselookup.example.com -x

;; QUESTION SECTION:
;5.2.0.192.in-addr.arpa.  IN  PTR

;; ANSWER SECTION:
5.2.0.192.in-addr.arpa. 59  IN  PTR reverselookup.example.com.

以上で完了です。

注釈

  1. 事前にホストゾーンを作成する必要があります
  2. お客さまアカウントでご利用中 (停止中も含む) の仮想サーバーのIPアドレスのみ設定可能です
  • お客様のサブアカウントでは別アカウントという扱いになります、ご注意ください
  1. 逆引き結果のレコード名に対し、必ず正引き (Aレコード) 設定で上記のIPアドレスを設定してください
  2. Computeで仮想サーバーを追加した直後の最大30分間は逆引き設定ができない時間があります
  3. 逆引き設定後に仮想サーバーを削除した場合、削除された仮想サーバーのIPアドレスの逆引き設定は自動的にデフォルト設定に戻ります
  4. 対応しているサービスは Compute FLATタイプ (東日本FLAT・西日本FLAT) のみとなります。米国FLATには対応しておりません。